note

■ 1.引き寄せの法則とは

> あることを強く思ったり、長く思い続けていると、自分が他の同じような思いを惹きつける中心となります。

> 今自分がいる境遇は、ほかでもない、自分が作り出している。

> 気まぐれな思考の嵐に翻弄されずにすみます。

■ 2.思考の波と連鎖のプロセス

> 人は同じような考え方をする人の思考を引き寄せます。

> 人は自分の心のキーノートを、意志の力を使ってポジティブなトーンに高める力を持っている。

> 普段は、精神的緊張を感ずることのない、自分にとって心地よい高さを保ち、いざというときに自在にそれを高める方法を知ってさえいればいいのです。

> ときにはテンションを緩めて受容力を高め、他人の思考の波を取り込めるようにするほうが望ましい。

■ 3.心について話そう

> 意志というのは「本当の自分」が外に向かって現れたもので、心の電線を伝わって力強く流れています。あなたが学ぶべきことは、心のパンタグラフを上げて、意志の流れを取り込み、心の電車を動かす方法です。

■ 4.心を改造する

> 人が低次元の自己を克服して、「本当の自分」を自覚し、自分を発見した瞬間、個人の意志と宇宙の意志がつながりあうのです。

> 意志の力を使えば、感情や欲望、情欲を支配することができます。

> 「私を支配するのは『本当の自分』だ」
低次元の自己の命ずることに従いそうになったときに必ず実施してください。疑いや迷いが起きたときも心を込めて口に出してください。

> 低次元の心の衝動に負けそうだと思ったら、高次元の自分（ハイアーセルフ）に心を集中し、インスピレーションをもらいましょう……こんなふうに「本当の自分」を呼び覚まし、低次元な精神活動があなたの心を乱さないようにするのです。

■ 5.意志力とは何か

> 人の心の中の高次領域には意志力の貯蔵庫があって、使われるのを待っているのです。

> あなたの意志は鍛える必要はなく、鍛える必要があるのは心です。

> 心を訓練して意志の力を使うことができるようになれば、大きな可能性が開かれます。

> 決意こそが人を輝かせる。冬の地面を持ち上げる霜を少年が踏み固めるように、困難や危険を踏み固める、強く疲れを知らない意志である。実現不可能なことに向かう脈動によって眼と頭脳を燃え上がらせる意志である。意志が人を偉大にするのだ。

> 面倒なことはできれば避けたいとも考えていて、実際に意志を働かせるまでには至りません。ぐずぐずと先延ばしして「また今度」といってごまかしていますが、その「今度」は決してやってきません。

> 強い意志は強い願いがあってこそ生まれます。何かをどうしてもかなえたいと願えば、それを実現するために必要な意志力を引き出すことができるのです。

> よく考えてみれば、本当にしたいのは別のことだと分かるのではないでしょうか。それを実現するための対価を払いたくないのです。

> あなたは精神的な怠け者なのです——それが問題の本質です。

> このことを本当に真剣に考えるのなら、まずは自分が本当にしたいことを見つけ、すぐにでもそれに取りかかってください。

> すべきことを実行に移すことのできる固い意志を持った人間になりたいのかそうでないのかを。


■ 6.有害な思考の引き寄せに負けない方法（恐怖に負けない心を作る）

> あなたが真っ先にすべきことは、恐怖と不安を「断ち切る」ことです。

> 強く確固たる願望を持つ人は、その実現を助けるものごと——人やものや状況を引き寄せます。

> 「私は勇気に満ちている」「私は勇敢だ」と口に出しましょう。

> 望むことをいつも頭に描いていれば、その実現に向けて着実にあなたは成長し、そして夢は実現します。

> 「できるし、やる」精神の人は、自分の潜在的な能力を表に引き出し、外部からの支援を引き寄せます。

> 自由になる唯一の方法は恐怖心を取り除くことです。

> 立ち向かうたびに恐怖心は弱まり、あなたは強くなっていきます。

> 恐怖心の仲間で、「でも」「もしも」「ひょっとして」「心配だ」「できない」「仮に」といった気弱な考え。。。

■ 7.ネガティブ思考を変える

> 行動を起こす原動力となるのは願望と関心です。

> その心配や不平不満を願望と関心に変え、さらには変化を起こすことができるという確信——「できるし、やる」精神を持つことができれば、何かが起きます。

> 願望が強ければ強いほど、引き寄せる力も強くなります。

> その代価というのは、大きな願望の実現に邪魔となる小さな願望を捨て去ることです。

> 心配事の９割は実際には起きず、残りの１割は起きても、ほとんど取るに足りないものです。

> 集中力を高める練習をしましょう。あなたの目の前にある何かに集中していると、不安な気持ちが消え去っているのに気づくでしょう。

■ 8.メンタル・コントロールの法則

> あなたの心は、あなたの役に立つため、あなたが使うためにあるのであって、あなたを使うためにあるのではありません。

> 仕事を最後までやり抜いたり、１日分の作業が終わったら、次の日まで心の火は消しておかなければなりません。

> 心は一度に１つのことにしか集中できません。ですから、１つのことに集中すれば、ほかの考えは入り込むすきがないのです。

■ 9.生命力を注ぎ込む

> 自分のしていること、言っていること、考えていることに興味を持ちましょう。

> 目を大きく開きさえすれば、日常の何でもないことにさえ驚くほど興味を持てます。

> 毎日の仕事や行動、考えに生命を注がない限り、人は何も成し遂げることができません。

> 何か仕事を始めるときには「私は生きている！」と宣言し、仕事に生命力を吹き込みます。

■ 10.正しい心の折り目（習慣）を作る

> 望ましくない習慣を作らないように常に警戒しなければなりません。

> この「１回くらい」という気持ちほど、決意を台無しにしてしまうものはありません。

> 「誘惑を絶つたびに決意が強まっていく」

> 決意を行動でバックアップすればするほど、最初の決意に強さが加わっていくのです。

■ 11.感情をコントロールする

> ある感情に一度完全に身を任せてしまうと、その後は同じ感情に負けやすくなり、その感情が第二の天象となってしまいます。

> 一度怒りの発作に身を任せてしまうと、次からは小さなことでも怒るようになります。

> 欠点が1つ見つかると、次から次へと見つかりだし、そのうち何もかもが気に入らなくなります。

> こうしたネガティブな感情に身を任すたびに、繰り返すのが容易になり、同種の感情にも負けやすくなります。場合によっては、下劣な感情の1つが入りこむのを許しただけで、これら心の雑草とも言うべき仲間すべてが育ってしまいます。

> 怒りを爆発させる前に10数えなさい。そうすれば、そんなに怒っているのがばからしくなります。

> 「口笛を吹けば元気が出る」


■ 12.脳細胞を作り変える（好ましい思考習慣を育てる）
 
> 私たちは心の習慣の寄せ集めです。
> ネガティブな思考や感情に勝つ最善の方法は、ポジティブな思考や感情を育むことです。

> 人を憎む傾向があったら、愛する気持ちを育むことによってそのネガティブな思考を追い払うことができます。

> 思いやりの気持ちを育み、出会う人誰にでも親切にしましょう。

> 何かを成し遂げるには「気持ちを維持する」ことが確かに必要です。でもそれだけでは足りません。その気持ちを行動に表して、習慣化しなければなりません。思考を行動に移せば、行動が思考を強化してくれます。

■ 13.引き寄せる力（願望力）

> ほかのことが二の次になるくらい、望むものの実現に心を向けなさい。

> 夜も眠れず恋しい人の家にいき、彼女がそこにいることを確かめるためだけにあたりをうろつき回る。そんな類の本物の恋です。

> 心は一点に集中したときに最大の力を出します。望むことに最高の思いを真剣にぶつけなければなりません。

> 目的から目をそらさず、それ1つに集中して強い情熱を傾けてください。

> 願望はすべての生命が持つ愛の表れです。

> 熱烈な愛情だけが、あなたの前に立ちはだかる多くの障害を乗り越えさせてくれ、つらい仕事に耐えさせてくれるのです。対象に対する願望が強ければ強いほど、あなたの愛も強くなり、愛が強くなるほど、その実現に向けて働く「引き寄せの力」も強くなります。

> 一度に1つのことだけを愛しましょう。精神的一夫多妻は禁物です。

■ 14.強くダイナミックな力（行動力と決意）

> 何かしたいことがあるのなら、すぐ実行に移すことです。エネルギーを結集し、それを意志の力で正しい方向に導くのです。

> べらべらとしゃべらず、エネルギーを無駄遣いしないコツも学びます。エネルギーを蓄え、それを今手がけている仕事に集中します。

> 自分を過小評価したり、他人を過大評価しないようにしましょう。

> まわりにいてあなたの仕事ぶりを見ている無責任な野次馬や批評家に力を無駄遣いしてはいけません。

> 見世物をただで楽しもうという欲張りな大衆に大事な宝物を与える必要はありません。

■ 15.自分のものは自分のものだと言う

> どんなことでも、たとえそれがどんなに大きなことでも、たとえどんなに自分がふさわしくないように見えても、あなたにとって「もったいない」ものなどないということです。

> いくら強く望んでいても、望むものに対する自分の権利を疑っていたら、行動を起こす勇気が出てきません。

> 真に強い人は穏やかで、口数が少なく、自分の強さを自覚しているので、威張り散らしたり、力を誇示したりする必要がありません。

> 「へりくだり」を美徳とする心の呪縛から脱しなければなりません。

> 上のクラスに進むときが来たら、いさぎよく捨てなければならないのです。いつまでも執着してはなりません。

> 現実のおもちゃと違って無尽蔵にあることを知らないので、自分の目の前に現れたささやかなおもちゃに執着し、それらの奴隷になってしまうのです。

■ 16.偶然ではない、法則だ

> 成功する人は自分を信じ、最後には成功を手にすることができると信じています。ちょっとした折や、失敗、つまずき、過ちなどには目もくれず、いつかはゴールにたどり着くと信じて、そこに向かって邁進します。

> 進む過程で、考え方や目的が変わって計画を変えたり、自然に変わるに任せることもありますが、やがて「そこにたどり着く」ことは信じて疑いません。

> 「そこにたどり着けますように」と願ってなどはいません。「たどり着ける」と信じているのです。だからこそ、引き寄せの力を最大限に引き出すことができるのです。

> 情熱と希望に満ちていてこそ、役に立つ良い考えが生まれるのです。

> 人は、他人のまわりに漂う失敗の空気を本能的に感じ取ります。
 
> その原因の背後には別の原因があり、それらが重なって「原因なき原因」となるのです。


■ 私の信条

> 思考の力を使う方法を会得した者は自分のなりたいものになれる。

> わがことに専念するとともに、人がそうするのも許すべしです。

> 無知こそ悪だ。

> 性は神聖である。そして、性には、肉体的側面だけでなく、精神的、心理的な側面もある。また、清い人にはすべてが清い。