大正七年の五月、二十代の和辻は唐招提寺・薬師寺・法隆寺・中宮寺など奈良付近の寺々に遊び、その印象を情熱をこめて書きとめた。鋭く繊細な直観、自由な想像力の飛翔、東西両文化にわたる該博な知識が一体となった美の世界がここにはある。
アジャンター壁画の模写
ギリシアとの関係
宗教画としての意味
ペルシア使臣の画
哀愁のこころ
南禅寺の夜
若王...
若王子の家
博物館、西域の壁画
西域の仏頭
ガンダーラ仏頭と広隆寺の弥勒〔ほか〕
评价“古寺巡礼”